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鯉江良二鯉江の引出黒は、現代にあって独壇場、圧巻であろう。有象無象の物のなかで、はるか高く抜きん出た存在感を示している。一口で言えばオリジナリテなのである。もちろん鯉江も過去の恩恵は蒙っている。それへの憧れ、尊敬もあるだろう。しかし古人の糟粕をなめるのみでは甲斐がない。過去を借りて過去を超克できているという意味で、鯉江は稀有の人であるといいたい。鯉江茶碗の上澄みの部分において、その自由度において、これを凌駕する人は、今のところ生きている人の内には見出せないのではないか。(\189,000 税込) 共箱(with a signed box) 高8.4cm.tall 径12.7~13.0cm
鯉江良二深く大きく空ろなる空間を擁する茶碗。サイズ的には女性の手には余るかもしれない。姿、格、風情、迫力において別格なものがある。黒の総掛けだが、一ヶ所掛け外しが見える。仏像の額のところの、縦に開いている三眼のようである。(\210,000 税込) 共箱(with a signed box) 高10.4cm.tall 径15.8~16.4cm
鯉江良二少し小振りの引出黒。これは特に黒が鮮やかというか、烏の羽のごとく漆黒に反応している。そのなかを白がなだらかな山を描くように胴に配されている。高台はいぶし銀のようにかすかに光を照り返す。その脇の黒がブクを見せて、またちがったテクスチュアである。口縁のキズは引き出しの際に付いたもの。(\189,000 税込) 共箱(with a signed box) 高9.3cm.tall 径11.6~12.4cm
鯉江良二深茶碗。シンプルな姿に陰翳深く景色を映している。遠景近景とパースペクティブな世界が広がり想像をかきたてられる。化粧して、鉄を刷いて、また思いのままに化粧を刷き、拭ったりして、そしてこの抽象を成立させている。高台まわりも秀逸で、かせて焦げた様子がすこぶる侘びている。(\178,500 税込) 共箱(with a signed box) 高11.1cm.tall 径11.6~12.6cmSOLD '12 11/23
鯉江良二前掲の茶碗と同じ窯かも知れない。これも秀逸で、作者の融通無碍、自在の世界が如実である。見込をじっと覗き込んでいると、地球外のどこかに降り立ったような気がしてくる。上釉厚く、還元により美しく灰青色が出ている。画像よりも鮮明である。高台は濃茶の土見せで、貝の目跡のところがくぼみ、畳付きが山並みを描いている。(\168,000 税込) 共箱(with a signed box) 高8.5cm.tall 径12.8~13.4cmSOLD '12 11/18
鯉江良二白土(堅いので半磁であろう)に織部釉が潤沢に掛かり美しい(画像よりもはるかに)。見込に釉溜りを湛えている。外にも玉が見える。掻き銘のところだけが抜けて、というよりなだれ落ちたのだろうか、不思議なことになっている。良の字が現れ出でて主張している。高台は撥高台風で、ぐちゃっとした削りが、端正な器体と対照的である。(\147,000 税込) 共箱(with a signed box) 高7.9cm.tall 径12.6~13.3cm
鯉江良二半磁の織部茶碗。色が淡いのではじめ灰釉かと思ったが、ところどころに赤い班が見えるので、やはり織部である。銅が反応しているのである。画像ではわかりにくいが、淡く清澄なパステル画を見るようで、これでなかなか陰翳深い。自然光の下で見るとさらに美しいのである。高台は二重高台になっている。畳付き半周に釉がまわっている。(\136,500 税込) 共箱(with a signed box) 高8.0cm.tall 径11.2~12.0cm
鯉江良二画像よりも美しい青白色である。瀬戸黒型のフォルム。二度掛けした厚めの釉が、胴の同じところでぐるりと釉溜りを見せつつ止まっている。清浄な、清々しいツートーンとなっている。見込は濃淡を伴い一面青白色である。高台は無釉の縮緬高台。付け高台。ペタンと餅をつぶしたような風情が面白い。(\136,500 税込) 共箱(with a signed box) 高8.4am.tall 径11.4~11.6cm
鯉江良二高台のシルエットは少し違うが、禅寺で使う呉器茶碗の風情。大振り。しかし薄作りで、手取りは意表をついて軽い。化粧は不快なテカリがなく、光をほどよく吸う。この一碗中にめくるめくディテールがある。そこへ吸い込まれ、ディテールから全体へ、俯瞰からまたディテールへと何度も往復させられる。高台から腰にかけて非常に濃い茶褐色となっている。ここが効いている。化粧の掛けよう、掛け外し、拭い、釉掛け(釉垂れが灰青色を呈す)と、遊びに遊んでいる感じがする。その遊びはすばやいものである。ディテールについてのぐずぐずとした逡巡や推敲がないのである。あるのは最初の謀(はかりごと)、インスピレーション、そして決断のみである。鯉江の中の天才を感じさせられる所以である。(\168,000 税込) 共箱(with a signed box) 高10.0cm.tall 径13.0~14.0cm
鯉江良二いわゆる朝顔形(なり)という形に入るだろうか。きれいに、すーっと上がって行って、美しく静止して、さらに虚空への延長線のようなものを感じさせる。止めどころが絶妙なのである。見込は、釉も潤沢に光沢を帯び、他方胴は少し乾いた感じ。手に心地よい。正面を横にたゆたうような線は、指描きであろう。こういった指でこするとか、鉄の入れようとか、あちこちでいたずらの様に遊んでいる。ここにおいて追随がない。高台は小さいながらも全体との均整を見せ、削り深く、くっきりと主張している。(\157,500 税込) 共箱(with a signed box) 高7.9cm.tall 径14.8~15.6cm