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photo:Takeru KORODA

高柳むつみ展Mutsumi TAKAYANAGI

Approaching Something Eternal

2/3 Sat. 〜 25 Sun. 2018

 高柳むつみとは、ここ数年毎年個展を重ね、今展で5回目となった。彼女のうちに、格別で抜群なるものを見てのことである。もちろん、こちらから懇望してのことである。そうでないと連続5回とはならない。そして高柳のような、天稟ある人が作るものの経過と変化を見続けられたということは、一つの僥倖であると思っている。
 この間、彼女の生活にも変化がやって来たようである。それは移動であったり、結婚であったりする。その外にも、さまざまあったと思うが、彼女の場合、これらの外部からの変化はプラスであったり、制作においても、新たな発見をもたらすような善きものであったようだ。そこが彼女の徳といったものであり、また彼女の作品が志向するところとも相まって、自身の作るものそのものが、なにか善きものを彼女に招来させているようにも思われる。なぜなら、作品にはその人の精神が顕れ出でるからである。

 高柳の作品が志向するものとは、それは、一人よがりの自己表現に奔ったようなものではなく、なんというか、もっとずっとスケールの大きなもののように思われる。彼女自身は、べつに宗教とか、哲学しようなどと思ってもいないだろうが、その作品は、はからずも多分に宗教的であり、また哲学的なものが匂い立っているように思われる。それも難解で不健康なものではなく、本格的でいっそ健康的である。そういったものが、彼女一流のポエティックな感性を通して表現されている。彼女の心魂にたゆたう詩藻はとても豊かであるようだ。芸術の人に、是非ともあらまほしき感性を、しっかり生得に具えているように思われる。この世界を微視的かつ巨視的に視る複眼的なまなざし。コスモスの美と秩序に憧れ驚く感性。私たちを超越する永遠なるものへの志向。
 芸術は宗教や哲学と目的的に同根のものがある。彼女の世界は、これからさらに深まっていくのではないか。ただし無理なくナチュラルに。女性特有に。そして思想性さえ帯びて来るのではないかと、そんな勝手な期待を一人抱いているのである。-葎-

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本展の出品作品は、Shopページでご覧いただけます。
Pieces shown in this exhibit can be viewed, and, if available, purchased, on the Shop webpage. Please follow this link to the Shop and search using the artist's name, or navigate using the alphabetical list of artist names.

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